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wear works

2021.05.08 オーダーメイド

オーダースーツの値段の方程式


こんにちは。





wear works代表の依田トモノリです。





先日、オーダージャケットが納品されました。









wear worksオーダージャケット





素材はウール×リネン×シルクの三者混を使用しました。





グレーとベージュの中間色であるグレージュは大人の色気が漂いますね。









立体的でふくよかなラペルは工場のレベルの高さが窺い知れます。





wear worksが縫製をお願いしている工場は国内屈指の実力派です。





安い既製品、オーダースーツにはその理由が必ずあるもの。





使う生地自体の値段に実はそれほど差はありません。





どこもイタリアやイギリスの有名生地ブランドを使用していますし。





2万円台の激安スーツ、10万円台の高級スーツの差は使う縫製工場の差と言っても過言ではありません。





「スーツの値段」=「生地の値段」+「工場の工賃」+「テーラー、お店の利益分(従業員の給与やショップ家賃などを考えなければならない)」





これがおおまかなスーツの値段の方程式です。





2万円台のスーツも10万円台のスーツも、先述したように「生地の値段」が何万円も変わることはありません。(もちろん高級生地ブランドの中にもピンキリはありますが。)





値段の差は「工場の工賃」と「テーラー、お店の利益分」をどれだけの割合にするか?です。





wear worksではオーダーメイド事業をショップを構えて運営しているわけではないので「ショップ家賃」、「ショップ光熱費等」、「従業員の給与」などなど、およそ一般的にテーラーさん、オーダー屋さんでかかる経費がほとんどかかりません。無駄なく運営しています。





つまり、スーツの値段の方程式の「テーラー、お店の利益分」をかなり抑えることが出来ています。





その分をスーツの値段が上がり過ぎないレベルで「縫製工場のレベル」を高く設定しているわけなんです。





残念ながら、「工場のレベルが低い」のに、「ショップの利益率を高く設定している」、そんなところ多いんですよね。。





その工場レベルの低さにお客様も気付き、着心地含めた仕上がりに不満が出始め、無理な低価格で仕事を受けている工場も疲弊し、利益を優先している自称オーダー屋がより価格競争に走り、スーツ業界がどんどん尻すぼみになるのが数年前から目に見えていました。





wear worksではあくまで「適正価格」にこれからもこだわっていきたいと思っています。





根拠の示されない緊急事態宣言の乱発に振り回され続ける現況。。ただ、「良い洋服を着るだけで気分が上がる」、それはだけは間違いないはずです!









話を戻しましてディテール紹介です。笑)





リアルホーンボタンを4つ重ね付けしました。やはり高級感が一気に増しますね。





あえて本開き本切羽加工にせず、ボタンホールをすっきりさせました。





何でもかんでも本開き本切羽が良い!というわけではないんですよね。。昔はやたらめったら本開き本切羽が推奨され、もてはやされていましたが。。





いまだにポケットチーフとネクタイ、シャツの色を合わせることを提案したり、意外に古臭いアパレル人も多いので常にアップデートしていかねばと思っています。





⭐️wear worksオーダーメイド





スーツ





¥69000~





ジャケット





¥45000~





シャツ





¥15000~





シューズ





¥49000~





※奥渋にあるwear worksのパーソナルサロンは三密対策万全で運営しております。安心してご来店ください。





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