BLOG
ブログ

wear works

2020.07.16 ブログ

トゥモローランド時代の懐かしいメンバー


こんにちは。
wear works代表の依田トモノリです。
私のトゥモローランド時代の販売員人生、更にその後の独立起業しての洋服屋人生を左右したであろうメンバーとの食事会が先日ありました。
当時、全国一忙しい店舗と認識されていたトゥモローランド有楽町西武店。
私は新卒で入社し、忙し過ぎて誰も希望したがらない有楽町店にあえて配属希望を出しました。笑)
「一番店で雑務から完璧にこなせないと一人前の販売員になんてなれない!」と勝手に目標を設定し、荒波に飛び込んでみたのです。ちょっと後悔しましたけどね、あの忙しさは。笑)






毎日雑務も接客も自身のスタイリングにも全く納得できず、千代田線に乗り、うなだれながら帰る毎日。。
まあやる気と体力だけはあったので、必死に向き合い、日々少しずつですが先輩方、お客様から半人前くらいに認められるようになっていきました。





そんなある日、ある先輩から閉店後に「他にやる事ある?(接客以外の雑務)」と聞かれ「もうありません!」と即答した時のこと、「ヨダッチがないというなら、もうやることはありません。みんな帰りましょう!」と言ってくれたことがありました。
その時に「あっ、自分の判断を認めてくれたんだな。」と思ったのをはっきり覚えていますね。






当時は必要以上に残業していた気がしますし、先輩、いや、店長が帰るぞ!と言わないと帰れない雰囲気は少なからずあったと思います。控えめに言って。笑)





聞くとどこもそうだったみたいですけどね。
そんな時代に、一番ペーペーな私の判断を聞いて、みんな帰ろう!となったことに自分自身の成長を感じたものです。
そして入社2年目の時。
そこそこやれるようになってきたな!と思っていたタイミングで異動の話が出ました。






メンズ&レディースの都内近郊の中型店にサブ(副店長)としてです。いやいや!まだ2年目だし!なんて思わずに、「よし!やってやろう!」と思ってしまったところに、一番店で少しながら結果を残している自負が良くも悪くもありました。
これが、まさに奢りだったわけです。。良くないですね〜。






異動して、あるミーティングを主導した時のこと、私が出席者の意見をことごとく否定し、聞く耳持たない態度をしていた時、当時の店長佐藤さんが「依田くん!それじゃあ会議にならないよ!」と一喝してくれたことがありました。






佐藤さんは誰の意見も平等に聞き入れ、柔らかい言葉で的確にアドバイスしてくれる温和な方。
そんな佐藤さんが、やや言葉を荒げ私に怒ってくれたことが「誰の意見も一度はちゃんと聞いてみることが大事」という私のベースになったと思っています。
あの出来事がなければ「一番店でちょっとだけ結果を出せた販売員」としてどんどん天狗になり、イケすかない販売員で終わっていたと思います。嫌な奴ですね。笑)









写真向かって右が佐藤さん。
この日も柔和な表情でみんなの話を聞いてくれました。
そして、もう一人の大事な存在だったのが真ん中に写る粕谷。
私が佐藤さんから店長を引き継いだのが24歳の入社2年目でした。サブとして異動になってすぐに佐藤さんにも異動の話が。。
その時はさすがに「店長なんて無理です。」と偉い方に言いましたね。
ただ「依田は現状分析に長けているから出来るよ。」と言われ、渋々その話を受けました。ある意味怖いものなしだったんですね。
その時サブとして働いてくれたのが粕谷。
アルバイト含め、メンズスタッフの平均年齢22歳くらい。若いですよね〜。
前任の佐藤さんの戒めを守っているつもりでも、走り過ぎる性格は急に治るわけもなく、たびたび暴走していたと思います。色々と。。
そんな時に頭の良い粕谷が冷静に後ろから援護してくれました。
強く言い過ぎたことも多々ありましたが、一番耐えて、私を支えてくれていたかなと。。
この日、久々に再会し、想像以上に「いいオッサンになっていたな。」と良い意味で思いました。笑)






そして左に写る山本。
彼は元々佐藤さんのお客さんでした。
佐藤さんが異動してしまった後、「山本くんなんてアルバイトにどうかな?」とお話し頂き、もちろんOKしました。
センス、考え方がズバ抜けていて、正直扱いに困っていました。
自分にはないものを持っている山本。
私の店に、いや、トゥモローランドに必要な人材なのは間違いないので、辞めて他に行ってしまっては困るなと。
そんな対応で、ちょっと甘やかした気もします。笑)
後にトゥモローランドのバイヤーにまで登り詰めたわけですから、やはり才能はあったと思うわけです。
アルバイト時代からプロ意識は高かったので、いずれ独立するかなと思っていましたが、先日話を聞いたらやはり。笑)
今後、何か一緒に取り組みが出来ればなと考えています。楽しみが増えました。









出会った頃は全員20代。
今やみんな40代。
大小違えど、間違いなく影響を受けた人達と、こうしてまた会って、食事出来るなんて素敵なことでしたね。色々思い返すこともあり、良い時間となりました。